帰省した福岡は暑かったー。
9月も半ばを過ぎたというのに、さすがだった。 友人の結婚式も終わり。 お墓参り、同窓会などなども終わった滞在最終日。 稲刈りをむかえた田畑のあぜ道には、彼岸花 河原の土手にも彼岸花 どこにいっても彼岸花 いま福岡で一番綺麗な花っちゃないと。 ごん狐を思い出すよ。 今から、より道しながら海へ行くんだ。 うるさいディーゼル列車で25分揺られると、懐かしい香椎の街。 高校の頃の思い出がいっぱいだ。 ゲームセンターにパチンコ屋、CDショップに欅の街路樹、スポーツ店に楽器屋に一口茶屋。 昼間は、じじいばばあの茶溜りさ 日曜の部活帰りは、よくラーメンを食べた。 替え玉を9回もして(最初の一杯を入れると10杯分)店に名前が載ったっけな(笑)。 僕が一番好きだったラーメン屋「三好」は、区画整理のため店を閉めていた。 じじいの作るラーメンは最高だったのに…(スープを残すと怒るんだ。さらに「お前、弟子入りしろ!」といつもうるさかった)。 昼食に「駅前ラーメン」に入った。 この店は当時仲間達には不評だったが、僕は茹で過ぎの麺以外は好きだった。 おやじも、味も、麺のノビ具合も、14年前と変わってなかった。 1回目の替え玉がきた時。 向いのテーブルに1人の男が座って、お互い目が「あ」と言った。 …高校の同級生だ たぶんそうだ、すごい偶然だ 声をかけようよ、おれ! だけど名前が思い出せない〜(T_T) いまいち自信がない〜 彼の名を思い出したのは、揺れる西鉄電車の中だった。 「よぉー、おれおれ!」とか言って、声をかけてればよかった。 香椎花園の時計は正午を回ったばかり。 交差点に花を添えて、再び2両編成の宮地岳線に乗った。 黄色くてかわいい電車なんだ。 2駅乗ってJRに乗り換えせんといかんよ。 砂浜までもうちょいかかるね。
by ak_essay
| 2005-09-25 00:37
|
ファン申請 |
||